二度目の冬

「寒い寒い」が最近は口癖になってしまっています。そんな中でもセコリ荘金沢に足を運んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。染織をされている作家さんは冬でも冷水を使って作業をしたり、ろくろを挽く職人さんは暖房がいき届かない作業場で寒さに耐えながらものづくりをしているのだろうなと店頭の商品を眺めながら、北陸寒さの厳しさと一緒に作り手の苦労を想像しております。北陸産地を周り始めたのは、2014年の冬からでした。コートも脱がずに見学させていただき、カメラのシャッターを押す指がかじかんでいたのを思い出します。ですがお話を聞かせて頂くと作り手さんの情熱にいつしかその寒さも忘れていました。この想いの純度を下げずに、伝えてくことの難しさに悩みながらも、伝えていかなければいけない。届けていかなければいけないと、訪問を繰り返すごとにその想いが強くなっていくのを感じました。2015年10月にセコリ荘金沢がオープンし、そして最近ではオンライン上でのセコリ荘もスタートしています。手段は違えど、僕らが見た景色と作り手の言葉一つ一つを丁寧に伝え、届けていきたいと思っています。今年も生意気な若造が現場に乗り込んでいくかもしれませんが、どうぞ北陸産地のみなさまよろしくお願い致します!!


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